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シャンパーニュ ヴーヴ・クリコ「ラ・グランダム 2015」 POP-UP イベント 小林寛司シェフによる至高のフードペアリング体験も!

マダム・クリコへ捧げるヴーヴ・クリコの最高峰のキュヴェ「ラ・グランダム」。セラー・マスターのディディエ・マリオッティ氏は、「2015年はシャンパーニュの精密さとエレガンスを兼ね備えた卓越したヴィンテージ」だと表現する。

2019年に第11代のセラー・マスターに就任したディディエ・マリオッティ氏。シャンパーニュでの醸造経験は25年にも及ぶスペシャリスト。

ヴーヴ・クリコのセラーマスターとして初来日したマリオッティ氏は、どこか悠然とした雰囲気を醸し出していた。そして、ヴーヴ・クリコらしさ、ラ・グランダムの真の偉大さについて理解を深めるためのキーワードを示唆した。ヴーヴ・クリコでは「ストラクチャー」と「テクスチャー」が大きな鍵となる。

「ストラクチャーとは、テンションと同じように垂直性を表す言葉。テクスチャーとは、丸みやまろやかさといった水平性を表す言葉」。ブドウの出自やワインの分析値より、味わいの特徴がワインの使い方を決定するのに最も重要だという。

「ラ・グランダム」は2008年ヴィンテージから、マダム・クリコがこよなく愛したピノ・ノワールの比率を一段と上げて90%以上にすると決めた。しかし、味わいが重くなったわけではない。

「ピノ・ノワールといっても、その表現力は千差万別。モンターニュ・ド・ランス北部は比較的ストラクチャーが強く、南部は反対にテクスチャーが秀でる。もしブラインド試飲したら、『ラ・グランダム』よりも『ヴィンテージ』の方がピノ・ノワール比率を高いと感じるはず」。

つまり「ラ・グランダム」の核となるピノ・ノワールは、ストラクチャーとテクスチャーの相反する2面性が高いレベルで拮抗しているのだ。さらにそこに加わる10%のシャルドネも大きな役割を果たしている。ミネラリーなことで知られるル・メニル・シュール・オジェとピノ・ノワールとの橋渡しをするのはオジェだという。そうしてハーモニーを奏でるブレンドを創りあげるのが重要なのだ。

「テロワールからは1次元的なものが得られる。ストラクチャーとテクスチャー、それぞれの個性をブレンドして2次元になり、熟成が加わり3次元の世界観ができあがる」とマリオッティ氏。6年以上の熟成を経て、24番目の「ラ・グランダム」が世に送り出された。

「日照量に恵まれた太陽の年」である2015年だが、もし「ストラクチャー」をより楽しみたいなら細めの白ワイングラスを、反対に2015年らしい「テクスチャー」と温かみをより楽しみたい場合は表面積の広いグラスをすすめるという。両者の個性をバランス良く感じるには、「ラ・グランダム」専用グラスが最適だ。

マダム・クリコは「グラン・クリュのブドウには“グラン・クリュ”の野菜を」との信念を持っていたそうだ。メゾンが古くから所有するヴェルジー村の敷地の庭では、今でも300種類を超える野菜やハーブを栽培している。ラ・グランダムは「ガーデン・ガストロノミー」という新たな食体験を世界のシェフたちと行っており、日本ではvilla aidaオーナーシェフ小林寛司氏がパートナーに選ばれた。

問い合わせ MHD モエ ヘネシー ディアジオ

Veuve Cliquot La Grande Dame 2015 ガーデンラウンジ

ラ・グランダムが世界のシェフと行っている新たな食体験「ガーデン・ガストロノミー」の日本のパートナーに選ばれた、villa aidaオーナーシェフ小林寛司氏。

小林寛司シェフによるラ・グランダム 2015との至高のフードペアリング体験 5月26日(金)〜28日(日) DRAWING HOUSE OF HIBIYAにて開催。

野菜の持つ可能性を素材同士の組み合わせで無限大に引き出す小林シェフのお料理めがけて、国内外からフーディーが訪れる和歌山県のvilla aida。一日一組、6名しか入ることのできない、ガーデン・ガストロノミーを体現するレストラン。写真は「ラ・グランダム 2015」のためだけに開発された一品、「ホワイトアスパラ/ビーツ/タマネギ/マスタード」。

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