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WINE

My wine journey by Yuri Shima ~世界のワイン便り Vol.02 Bibi Graetz Testamatta 2021

ビービー・グラーツの「テスタマッタ 2021」


文・写真/島 悠里

I had a chance to taste new release of Bibi Graetz wines.

サンジョヴェーゼ100%から造る、ビービー・グラーツ(Bibi Graetz)の「テスタマッタ」。初めて試飲したとき、そのエレガントさとスケールの大きさに驚かされました。

イタリア・トスカーナ発の、2000年が最初のヴィンテージという比較的新しい造り手。自由な考え方で新しいタイプのワインを創り出し、最初から反響が大きく、一気にトップクラスのワインに仲間入りしました。

左から「テスタマッタ・ビアンコ, ビービー・グラーツ 2021」「テスタマッタ, ビービー・グラーツ 2021」「コローレ, ビービー・グラーツ 2021」「コローレ・ビアンコ, ビービー・グラーツ2021」

「テスタマッタ」は、標高400メートルの北向き斜面の畑から造られる、フレッシュでエレガントな赤ワイン。さくらんぼやラズベリーの赤果実、トマトリーフ、セージやローズマリーのハーブなど、豊かで複雑なフレーバーとジューシーなタンニンが際立ちます。

現地とオンラインで繋いだプレスイベントでの試飲でしたが、当主のビービー・グラーツさんの情熱とエネルギーは画面越しにもしっかり伝わってきました。「畑全体が良くなっていて、年々ワインが良くなっている」というビービーさんにとって、この新しい2021年のワインも自信作のよう。

アーティスト家系のファミリーで、スタイリッシュなワインラベルにも注目です。 この他にも、白ワイン「テスタマッタ・ビアンコ」、さらに選び抜かれた少量生産の赤ワイン「コローレ」、カジュアルラインもあるので、見つけたら手に取ってみてくださいね!

世界同時配信の試飲のあとは、丸の内の「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ」にてペアリングディナーが開催されました。

輸入元ピーロート・ジャパンのCEOアントニー・グルメルさん(中央)、ワイン講師の阿久津 清子さん(右)、筆者(左)

ビービー・グラーツの購入等興味のある方はココをタップ ※現在販売されているワインのヴィンテージは2020

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島 悠里

大学卒業後、外資系投資銀行勤務、米国ロースクール留学。その後、国際弁護士事務所勤務を経て、パリの国際機関で勤務(国際貿易・投資法が専門)。 ワインが日常にある、フランスやカリフォルニアに住んだことがきっかけでワインに魅了され、2018年にサンフランシスコでWSET Diplomaを取得。2019年のロンドンでの卒業式では、総合上位の成績でInternational Wine and Spirits(IWSC)賞を受賞。 ワインの分野では、国内外のメディアでのワイン記事執筆、ワインセミナーでの講師、ワインイベントのオーガナイザー、国際的なワイン品評会でジャッジを務めるなど幅広く活動。特にシャンパーニュに力を入れている。 米国ニューヨーク州弁護士 WSET® Level 4 Diploma WSET® Certified Educator&Level 3 Internal Assessor J.S.A. 認定ワインエキスパート IWSC ジャッジ(シャンパーニュ・スパークリングワイン部門)

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