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WINE

My wine journey by Yuri Shima ~世界のワイン便り Vol.04  チリワイン Tarapaca

文・写真/島 悠里

Attended a press lunch with Tarapaca, a premium Chilean winery at Wolgang’s Steakhouse Marunouchi.

今回ご紹介するのは、チリのクオリティワインのブランド、「タラパカ(Tarapaca)」(輸入元:ピーロート・ジャパン)。今年150周年を迎える老舗のワイナリーです。

まず、シャルドネの白ワイン「Tarapaca Gran Reserva Red Label Chardonnay」(3,190円)※最初の画像いちばん右。冷涼なアコンカグア・ヴァレーで育つシャルドネは、もぎたての柑橘を絞ったようなフレッシュな果実と、透明感のある酸、そしてワインに溶け込んだ                                                                                            樽のニュアンスがあり、バランス良いワイン。ロブスターと合わせましたが、肉厚な食感と、ワインの少しクリーミーな口当たりが相性バッチリでした。レモンを少し絞ると、ワインのフレッシュさが際立ちました。


次に、チリといえば試してほしいのが、カルメネールから造る赤ワイン「Tarapaca Gran Reserva Black Label Carmenere」(8,800円)。※最初の画像真ん中。このブドウ品種は晩熟で、若干ワイルドさや青っぽさが残るワインになることもあるのですが、タラパカのカルメネール100%のワインは上品な造り。スミレのお花、ジューシーな黒系果実とミントなどハーブの爽やかなニュアンス。

タラパカは、サステナビリティにも力を入れていて、生物の多様性を保つために、広大な土地には、動物を放し飼いにしたり、木を植えるなど、より健全な畑作りをしているそう。

ぜひタラパカを飲んで、チリのポテンシャルを感じてみてください。

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島 悠里

大学卒業後、外資系投資銀行勤務、米国ロースクール留学。その後、国際弁護士事務所勤務を経て、パリの国際機関で勤務(国際貿易・投資法が専門)。 ワインが日常にある、フランスやカリフォルニアに住んだことがきっかけでワインに魅了され、2018年にサンフランシスコでWSET Diplomaを取得。2019年のロンドンでの卒業式では、総合上位の成績でInternational Wine and Spirits(IWSC)賞を受賞。 ワインの分野では、国内外のメディアでのワイン記事執筆、ワインセミナーでの講師、ワインイベントのオーガナイザー、国際的なワイン品評会でジャッジを務めるなど幅広く活動。特にシャンパーニュに力を入れている。 米国ニューヨーク州弁護士 WSET® Level 4 Diploma WSET® Certified Educator&Level 3 Internal Assessor J.S.A. 認定ワインエキスパート IWSC ジャッジ(シャンパーニュ・スパークリングワイン部門)

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