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WINE

「キャメルファーム」のワインと「能楽」の共通するテーマを楽しむ「カルチャー日本ワイン」イベントを「wa-syu」が開催

文/山田 靖
ご存じの方も多いかも知れないがジュングループはファッション、食、スポーツそしてワインと「Life」に関わる分野に向けてさまざまな情報発信のみならず、カルチャーを造りだす事業も行ってきている。
ジュングループが運営するその「wa-syu」が企画プロデュースした「カルチャー日本ワイン」の第一弾として開催する「ワイン」と「能楽」をテーマにワインとアートのコラボイベントが開催される。

ジュングループは以前「文化=カルチャーとは、“耕す”というラテン語から由来し、心を耕すという意図が語源です。まさに心を耕し、人として楽しく、美しく、豊かで持続可能な人間社会を築いていくための様々な商品、サービスを提案するジュングループ。wa-syuはその一環として、カルチャーと日本ワインをかけあわせたイベント「カルチャー日本ワイン」をスタートする」と語っていた。それを形にした第一弾イベントが『能楽 × wa-syu「カルチャー日本ワイン」』なのだ。

「ワイン」「能楽」ともに農業(アグリカルチャー)は重要なキーワード

「ワイン」はまさに農業そのものであり、異論を挟むひとは少ないだろう。では「能楽」と「農業」のつながりを簡単に説明してみよう。
「大成」という言葉をご存知だろうか? 主に能楽研究者が用いる言葉で、能の「大成期」とは室町時代14世紀~15世紀前半、観阿弥・世阿弥親子によって能が上層武士階級に受け入れられるようになった時期を指し、650年以上の歴史があるといわれている。「能楽」は、2000年にユネスコ世界無形文化遺産に登録された日本では最古に分類される「舞」だ(ちなみに歌舞伎は2008年にユネスコ世界無形文化遺産に登録され、大成期は1700年代前後だ)。
その「能」の大成前、「能」の源流は奈良時代まで遡るといわれ、祭礼での踊りなど農作に非常に密接な繋がりのある時代があったわけだ。そこで今回のイベントは「能楽」と「農業」の共通するプリミティブなテーマを「話」「楽」「食」で「心」を耕すという趣向だ。

「話」は能楽小鼓方大倉流十六世宗家で人間国宝の大倉源次郎氏と、日本の農業を盛り上げる北海道・余市の「キャメルファームワイナリー」醸造長アンジェロ・トータロ氏というそれぞれの分野のキーパーソンであるお二人が「能楽」「農業(ワイン)」をテーマに対談が予定されている。「楽」は大倉源次郎氏率いるお囃子(大倉慶乃助氏、金春惣右衛門氏、杉信太朗氏)による演奏も堪能できる。そして「食」はwa-syu セレクトの「キャメルファームワイナリー」のワイン5 種(wa-syu で3月26 日販売開始予定)と、日本の今と古き佳き食文化を感じられる甘味・お食事処「SALON GINZA SABOU」のお弁当(今回のイベントのため限定品)のペアリングとともに楽しめるという、豪華な「演目」なのである。ワイン、能楽、食やアートとさまざまな分野の興味がかき立てられるイベントだ。

大倉源次郎 氏
能楽小鼓方大倉流16 世宗家。人間国宝(重要無形文化財 各個認定)公益社団法人 能楽協会理事。大倉流十五世宗家大倉長十郎の次男として大阪に生まれる。ミラノなど多数公演に参加。日本の歴史研究にも勤しみ、著書も多数。農作と芸能の繋がりを未来につないでいく活動も精力的に推進。

能楽 × wa-syu「カルチャー日本ワイン」
会場/東急プラザ銀座 7F
住所/東京都中央区銀座5-2-1
開催日/2024年 3月29日(金)
開場/18:00~(予定)開演:19:00~21:00(予定)
料金/お一人さま:9,900円(税込)

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山田_yamada 靖_yasushi

Why not?マガジン編集長。長くオールドメディアで編集を担当して得たものをデジタルメディアで形造りたい。座右の銘は「立って半畳、寝て一畳」。猫馬鹿。年一でインドネシア・バリのバカンスはもはやルーティン。

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