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ワインに合う簡単レシピVol.44 カラフルな夏野菜にヴァン・ムスーのロゼ!

ワインに合う簡単レシピ Vol.44
レシピ・写真/後藤 初美

6月になったばかりですが、大気の状態が不安定とか雷雨に注意とか、早くも梅雨や長雨を感じさせる季節になりました。6月生まれながら湿度が大の苦手なわたしは、この時期をいかに健康に過ごすかに毎年頭を悩ませています。梅雨を制するものは夏をも制す!

そんな今の時期に飲みたいワインは、爽やかでじわりじわりと身体に沁みるような優しい味わい。
さらに一年中飲むロゼ好きにとってはロゼが良いなと思っていたら、ありました、ぴったりのものが!先月出かけた山梨のロリアン白百合醸造で出会った、ヴァン・ムスーのロゼ!

ムスーとはフランス語で泡を意味し、ヴァン・ムスーはスパークリングワインのこと。
フランスではシャンパーニュ以外のスパークリングは全てヴァン・ムスー。フランスとご縁の深いワイナリーらしいネーミングにほっこり。

テイスティングすると、まず外観はとても綺麗なサーモンピンク。泡はきめ細かくピンクのワインと白の泡の対比が美しい。

香りは、ベーリーAといえばのベリー系果実ですが、よくある濃いめのいちごキャンディよりはやや控えめでフレッシュな果実も感じます。その甘やかな香りに抑えた酸味が加わって、すいすいと1本空けてしまいそう。初夏には特にぴったりのワインです。使っているぶどうは山梨県産100%というのも嬉しい。

野菜料理や少しスパイスを使った料理、フルーツを使ったものなどに合いそうです。

そんなヴァン・ムスーには、夏野菜をたっぷり使ったジュレを合わせました。

準備した野菜にゼラチンとお出汁などの液体を混ぜて冷やすだけで、和えるだけよりも格段に「手をかけた感」が醸し出される便利な一皿です。

野菜を見ると本当にこれ全部使うの?というなかなかの量ですがすっぽりと器にもお腹にも納まってしまうから不思議です。食欲のない時にも、食事は野菜ファーストのあなたにもおすすめします。

暑い時期なので、少し多めのゼラチンを使ってしっかりと固めています。

一皿ずつ盛り付けても、半分にカットして大皿やボードに並べても多少の時間は大丈夫です。


白百合醸造株式会社/ロリアン ヴァン・ムスー ベーリーAロゼ
産地:山梨県甲州市
品種:マスカットベリーA
希望小売価格:2,300円(税込)

カラフル夏野菜のジュレ、キャロットラペ添え

材料(直径8cm、高さ5cmの器2個分)

ジュレに入れる野菜
ミニトマト 6個
オクラ 3本
黄パプリカ 1/4個
枝豆 さや付きで50g
塩 2つまみ
ジュレ用
かつお節 3g
水 200ml
塩 小さじ1/3強(2g)
醤油 2,3滴
粉ゼラチン 10g + 水50ml
添え
にんじん 30g
塩2つまみ、酢またはヴィネガー小さじ1/2、オリーブオイル小さじ1 クレソン 適量

【作り方】

①手鍋に塩をくわえてお湯を沸かす。オクラはヘタの硬い部分を切り取って2分ほど茹でる。枝豆はさや付きのまま茹でて豆をだしておく。ミニトマトは半分に切る。黄パプリカはごく薄切りにする。ミニトマト以外に塩をふっておく。

②分量の水をわかしてかつお節を入れてすぐ火を止める。塩、醤油で調味してこしておく。
③ゼラチンは分量の水にふり入れて戻す。レンジ500Wに20-30秒ずつ小刻みにかけながらしっかりと溶かす。(80-90℃)出汁に加えてさましておく。 *または出汁が熱々の状態に加えて煮溶かす。
④使用する器の内側をさっと水でぬらしておく。3)出汁を器の底5mmほど入れて冷蔵庫で冷やし固める。

⑤ ①の黄パプリカの水分をしぼり、ボウルにオクラ、枝豆と入れる。残りの出汁は氷水を張ったボウルにつけて混ぜながら冷やし、野菜のボウルに加える。
⑥器のゼラチンが固まったら、ミニトマトを切り口が外側になるよう並べる。⑤の出汁にややとろみがついてきたら器に分け入れる。表面にラップをはり、冷蔵庫で冷やし固める。

⑦仕上げ:にんじんはピーラーでうすくリボン状にむく。塩と酢、オリーブオイルで調味する。クレソンは洗って小分けにする。

⑧固まったジュレと器の間に薄いナイフかパレットナイフを入れて一周させて皿に開ける。キャロットラペとクレソンを添える。

※消化を助けるトマトとオクラ、気を巡らせてイライラを落ちつけてくれるパプリカ、疲労回復を助ける枝豆を一度にいただける夏野菜チームです。
※ ゼラチンは溶かす温度に注意してください。
※にんじんは好き嫌いが分かれますが、生の方が香りが少なく美味しくいただけます。油分と一緒に摂るのがポイント。

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後藤 初美

料理家 フランス食文化研究家 フレンチスタイルの家庭料理・お菓子・食のフランス語教室「ル・プティ・フール」主宰 https://lit.link/hatsumigoto 「美食とヘルシーを両立させるワイン好きの料理家」として活動。 砂糖を使わないライトなフランス料理やヨーロッパ各地の菓子を味重視で作りやすく展開。 1994年以来25年間毎年フランス各地のワイン、料理、菓子を訪ね歩く旅を続けている。 CPA認定チーズプロフェッショナル 中華中医学会認定 国際薬膳調理師 英検準1級 仏検準1級 アカデミーデュヴァン ワイン&クッキング講座講師(フレンチx薬膳料理とワインペアリング) サロンデュショコラ東京フランス人ショコラティエ通訳 著書/発酵塩レモンのヒミツ 永岡書店刊

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