オリジナル ハウス 日本酒も同時発表
コロナも収束の兆しが見え、外は春真っ盛り、心地よい季節を迎えている。平日休日に限らず東京は街中にひとが溢れ始めている。イベントも3年ぶりに開催！というフレーズもよく耳に、目に飛び込んでくる。そんな3年ぶりの人気フェアの情報を一つ。
オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills」では、行列も少し前から「いつもの風景」に戻っていたが、またまた人気をよびそうな「SPRING/SUMMER 2023」新メニューの提供を4月26日から全国全店舗でスタートする。
文／編集部
billsはシドニーでのオープンから30周年、日本上陸から15周年を迎えるコロナ明け3年ぶりの春夏新作のメニューが発表された。今回のメニューのテーマはbillsの創始者ビル・グレンジャーによる「夏の思い出」。彼はある雑誌のインタビューで「幼い頃から料理をすることは好きだったけど、専門学校で学んだ経験もなければ、有名シェフのもとで修業した経験もない」と語っている。大学では建築やアートを学び、料理人としての修業を積んだわけではないビル・グレンジャーだからこそ、billsの空間と食は彼の記憶の中にあるものをヒントにしているのかもしれない。また、別のインタビューではbillsがシドニーで成功した要因を「”朝食”にフォーカスしたこと。その理由は、「おいしい食事とコーヒーで一日を始められるのは、とても贅沢なことだから。子供の頃、僕にとって一番贅沢な時間だったのは、ホテルでの朝食だった」とも語っている。やはりビル・グレンジャーの体験に裏打ちされたものがインスピレーションになっているのかもしれない。俄然、彼の「夏の思い出」がテーマである「SPRING/SUMMER 2023」への期待度は否応なしに膨らむというものだ。幼い頃からアジア料理が食卓にならび、ベジタリアンの母親のもとに育ち、オーストラリアという多様な食文化・生活様式を背景にさまざまなものにインスパイアされてきたビル・グレンジャーのルーツも垣間見られる「プラントベース」のアイテム、スーパーフード「ダルス」という海藻を練り込んだバターでローストした魚料理など、エキゾチシズムもあふれる品々のメニューが発表されている。また、billsといえばスクランブルエッグがイギリスの『The Times』紙で”世界一の卵料理”と絶賛され、ハリウッドセレブにもファンが多い。クラシックプレート「スクランブルエッグ＆トースト」は卵の代わりに「豆腐」を使用したビーガンバージョンも新しく登場し、卵のアレルギーの方にも楽しめるようになったことも大きなニュースだ。
代表的なメニューを少し紹介
グレインボウル キヌア＆きび、アボカド、自家製グリーンキムチ、フレッシュハーブ 1,700円
「キムチ」を、フレッシュなbillsの料理に合うようグリーンに仕上げ、キヌアやきびをベースとしたグレインズに、フレッシュなアボカドをのせた一品。
ズッキーニチップス – ニゲラシード、レモンヨーグルト 1,650円
イギリス版bills 「Granger & Co.」で長くクラシックプレートとして愛される「ズッキーニチップス」が日本でも登場。薄くスライスしたズッキーニをミルクに浸し、カリッと揚げたシンプルなプレート。サイドには、ギリシャヨーグルトにレモンの塩漬け、オリーブオイル、ガーリックをミックスしたオリジナルソースを添えてある。レモンの酸味が涼やか。
真鯛のロースト 海藻バター、キャロットサラダ、ディル、ミント 2,900円
オーストラリアやイギリスでは定番の「真鯛」を、スーパーフード「ダルス」と青のりと白味噌をミックスしたオリジナル海藻バターをベースにローストしたメインディッシュ。
bills house 日本酒 by 澄川酒造 東洋美⼈ 酒未来 純米吟醸 Glass 800円／Bottle 4,200円 柔らかな旨みに渋味・酸味がバランスよくマッチ。さっぱりとした後口が料理とも合う。
「bills house 日本酒」
「東洋美人」でも有名な澄川酒造場が山田錦の交配種「酒未来」を使用して造ったbillsオリジナル日本酒で、このフェアと同時期に提供をスタートする。日本酒をあまり飲まない、飲んだことがない人たちへ「0杯から1杯へ」を目標に華やかでフルーティな仕上がりの日本酒。もちろんbillsの料理にもフレンドリーになるように造られている。この「bills house日本酒」は初めての日本酒のオンリストになる。
bills house 日本酒 by 澄川酒造 東洋美⼈ 酒未来 純米吟醸 Glass 800円／Bottle 4,200円
柔らかな旨みに渋味・酸味がバランスよくマッチ。さっぱりとした後口が料理とも合う。
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