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八芳園「ENJYU」でルイ・ジャド珠玉のラインナップをディナーで味わう

以前、フランスワイン ブルゴーニュ屈指の造り手の大手「ルイ・ジャド」の社長トマ・セテーとマネージング・ディレクターのチボー・ガジェが来日されたされた際、ワイン初心者が飲んでみるべきルイ・ジャドのセレクトについて話を伺った。詳しくは下記に記事を参考に

ブルゴーニュ 何を飲んだらいいか分からない? ならばこのワイン飲んでみたら?

ブルゴーニュを、ルイ・ジャドのテロワールと魅力を堪能できる口福な機会

そして、今回はルイ・ジャドのアジア・パシフィック担当輸出部長エリー・ペレスさんが来日。一夜限りのスペシャルディナーが開催された。

統括料理長・古山哲さん
アジア担当輸出部長エリー・ペレスさん


ブルゴーニュ全域に銘醸畑を持つ生産者ルイ・ジャド。今回はブルゴーニュの最北シャブリから南のボージョレまで、希少なバックヴィンテージを含むグラン・クリュ、プルミエ・クリュを中心に食後酒のマールまでルイ・ジャドという超贅沢です。このセレクトはブルゴーニュの多彩なテロワールと、ルイ・ジャドの魅力が堪能できる素晴らしいラインアップと断言できるラインナップであった。(日本の輸入元・日本リカーが渾身のワインセレクトを考えたのだから、それもそのはずだ)。
ディナー会場は、白金台において広大な日本庭園を誇る「八芳園」の「RESTAURANT ENJYU」。2023年4月にリニューアルされている。その八芳園の日本庭園を一望できるロケーションが、まず視的に感動を与えてくれる。そして食も期待を裏切らず、直接日本全国の生産者と連携し各地で見つけた魅力的な食材を取り入れ、和・洋・中のジャンルに関わらず独自のスタイルで料理が構成されている。その采配を振るうのは古山哲料理長。

では今回のルイ・ジャドのワインリストと「ENJYU」がルイ・ジャドの珠玉のランナップに合わせてきた品々を紹介しよう。料理の素材は「和」のテイストと食材を基本にしながらも、ブルゴーニュのテロワールに同調する素晴らしさが秘められていました。イノベーティブ・フレンチというジャンルで語るのは簡単ですが、ここ「ENJYU」の今回のメニューはその食材をワインありきで考えられたことは、そう簡単なことでは無かったことは想像できます。
当日のワインとワインリスト

画像左から「シャンパーニュ パイパー・エドシック エッセンシエル エクストラ・ブリュット」「メゾン・ルイ・ジャド シャブリ プルミエ・クリュ モンテ・ド・トネール 2020」「ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ クロ・ド・ラ・ガレンヌ デュック・ド・マジェンタ 2020」「ムーラン・ア・ヴァン クロ・ド・ロシュグレ シャトー・デ・ジャック 2010」「コルトン グラン・クリュ ドメーヌ・デ・エリティエ・ルイ・ジャド 2018」「ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ クロ・サン・ジャック ドメーヌ・ルイ・ジャド 2007」「メゾン・ルイ・ジャド ヴュー・マール・ド・ブルゴーニュ ア・ラ・マスコット」

アミューズ/京都府 七谷鴨の最中 桃のフリット

スープ/茄子と蓴菜の爽やかなスープ仕立て 雲丹を添えて

前菜/岩手県山田町産ホタテのポワレ

温前菜/窯揚げしらすのポレンタ茶碗蒸し

温前菜/京都府七谷鴨の竜田 蕎麦粉のガレット

パスタ/朝霧高原放牧豚 自家製セミドライトマト

魚料理/青森県産黒ニンニクのピュレ 鰹のペルシャード

肉料理/京都府産七谷鴨をオーブン焼きで

デザート/群馬県清水果樹園のフルーツ 国産赤紫蘇のグラニテ

今回のディナーは一夜限りのメニューだが、ランチコース・ディナーコースともに11月30日まで季節と旬の食材に応じ限定ニューが用意されている。そしてそれに合わせて「ルイ・ジャド」のワインもオンリストされているので、今回のスペシャルイベントでの内容に遜色など無く、十分に堪能できる構成となっている。12月1日以降も季節で変わる最旬な食材に応じた限定メニューを提供する予定だそうだ。11月30日までの詳しいメニューは下記をタップしてください。

「ENJYU」公式サイト

外伝・エリー・ペレスさんが語るブルゴーニュワインとルイ・ジャドの楽しみ方

ディナーのお話だけでは終わらせない。今回来日されたアジア担当輸出部長エリー・ペレスさんに、ワインの楽しみ方を伺った。
「ワインビギナーが最初に飲むべきワインとして、大事なのはシンプルで果実味があること。ブルゴーニュワインには、ビギナーの求める果実味があります。オススメのワインは、赤の場合、コート・ド・ボーヌの村名でサントネ、サヴィニ・レ・ボーヌ、オークセイ・デュレス。コート・ド・ニュイの村名では、包容力のあるニュイ・サンジョルジュ、またマルサネを。
白の場合、本当にすごいのはムルソーやモンラッシェ系だけれど、ちょっと高い。となるとサントネの白、そしてサン・ロマン、サン・トーバン、オークセイ・デュレス。これらは、若いワイン初心者でも負担の少ない価格で楽しめます。
もっと高い額を払えば、もっといいワインを入手はできるけれど、高額なものは負担が大きいでしょう。ブルゴーニュには、ジュヴレイ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニ、コルトン・シャルルマーニュ、ピュリニ・モンラッシェなどなど、高品質で高額なワインはたくさんある。けれど、喜びを与えられるワインこそが一番です。最初に「いいな」と感じられたワイン産地があると、飲み手はその産地をもっと知りたくなるもの。最初からいきなり複雑味のある高額ワインを飲んでしまうと、「ブルゴーニュって高いよな。」で終わってしまいます。
ということで、やっぱり前述のワインがオススメ。リーズナブルな価格であることが大切です。私の経験から申し上げると、家に帰ったら私はこういったシンプルでリーズナブルなワインを楽しんでいます。
ルイ・ジャドのシリーズで、これらの条件にカンペキに合致するワインは、赤がサントネ クロ・ド・マルト、白がラドワ ル・クル・ドルジュ。どちらもシンプルで若い人たちに楽しんでもらえる。と同時に、じつは一定の複雑性も持ち合わせていて、財布への負担少なくブルゴーニュならではのポテンシャルも見せてくれます。」

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山田_yamada 靖_yasushi

Why not?マガジン編集長。長くオールドメディアで編集を担当して得たものをデジタルメディアで形造りたい。座右の銘は「立って半畳、寝て一畳」。猫馬鹿。年一でインドネシア・バリのバカンスはもはやルーティン。

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