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WINE

日本文化と日本料理に魅せられて 日本食とのペアリングのために開発したピノ・ノワール「ザンダー・ソーレン」

Wine bottles photo by Conan Morimoto

ザンダー・ソーレンさんは、自身の名前を冠したワインを今春から日本でもリリース開始しました。この人物、子供の頃から大の日本ファンとのことで頻繁に日本を訪れているうちに、日本料理にも魅せられてしまったようです。そして、カリフォルニアでワインブランドを立ち上げるにあたり、日本食に合うピノ・ノワールの赤ワインだけに特化すると決めたのだと言います。

アイテムは4つ。でもどれも生産量は100ケース未満という極少量のみ。もし手に入ったら、洗練された日本料理と試してみてはいかがでしょうか。

ちなみにザンダー・ソーレンさんは20年間米国アップル社に重役として勤務していた人で、iPhoneの着信音など、デジタル音楽製品制作業務に従事していたそうです。ですから、ラベルに描かれた家紋のようなデザインは、アメリカ西部の山に咲く花「フラセラ」のモチーフながらXanderのXが暗示されているとともに、音楽業界に欠かせないスピーカーやレコードなども連想させます。

また、醸造は2015年に「サンフランシスコ・インターナショナル・ワイン・コンペティション」にて「最優秀ワインメーカー」に選ばれたシャリニ・セイカルさんが行なっています。

ザンダー・ソーレンさん(右)とワインメーカーのシャリニ・セイカルさん。

「ザンダー・ソーレン ピノ・ノワール セントラル・コースト」

セントラル・コースト、サンタ・ルチア・ハイランド、サンタ・リタ・ヒルズのピノ・ノワールを使っています。こちらは比較的スパイシーで骨格のあるタイプです(2019年)。

「ザンダー・ソーレン ピノ・ノワール ユーキ・ヴィンヤード」

ウエスト・ソノマ・コーストのユーキ・ヴィンヤードのピノ・ノワールです。この畑のオーナーは日本人のフリーマン・アキコさんです。冷涼な産地なので、清涼感ある香りと味わいで、引き締まったボディとフレッシュな酸が魅力的です(2019年)。

「ザンダー・ソーレン ピノ・ノワール オリヴェット・レーン」

ソノマのロシアン・リヴァー・ヴァレーにあるオリヴェット・レーン畑のピノ・ノワール。ミンティーでアロマティックハーブが香りながら、比較的まろやかです(2019年)。

「ザンダー・ソーレン ピノ・ノワール ルディオン セントラル・コースト」

最高峰のキュヴェで、ブドウはサンタ・バーバラのサンタ・リタ・ヒルズより。有名なサンフォード&ベネディクトのピノ・ノワールも使っているようです。スパイシーでエネルギーに溢れた豊かな味わいです(2020年)。

(Y. Nagoshi)

輸入元:布袋ワインズ

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