お酒を自由に楽しみ、セレンディピティな出会いを

WINE

ロゼは「春、桜の季節」「母の日にプレゼント」、といまだに思っていない? よね?

プロヴァンスロゼ、シャトー ミニュティー 2022 ヴィンテージ発売!

このロゼはいま飲むべきロゼだ!

日本における「ロゼワイン」の立ち位置・状況は、世界のワイントレンドとは真逆に近い。フランスではロゼの消費量は白ワインのそれを超えていると言われているが、それは世界的な潮流でもあり数年前から世界ではロゼワインは著しく人気が高いのである。
一方、日本ではここ数年「今年こそは日本でも人気が上昇する」と期待されながらも、一般マーケットは反応せず「ブームが来る前に去ってしまう」状況が続いている。
一時期日本では、「春にサクラ色のロゼで花見!」「母の日にロゼワインを贈ろう」と宣伝していたこともあり、一般消費者は「春のワイン」というイメージが固定してしまい、ロゼワインの本質的な魅力にフォーカスしない宣伝方法によって春以外は忘れられてしまうという皮肉な結果となっている。
それにもかかわらず、ワインや食雑誌でマリアージュ検証企画を行うと、ロゼワインはかなりの確立で上位に選ばれることが多い。時には選ばれることが分かっているため、最初からロゼのエントリーを制限するケースもあったりする。そのくらいフードフレンドリーなワインで、1年を通して楽しめるということがロゼワインの本質だ。ただ最近では、フードフレンドリーなワインには「オレンジワイン」という強敵が登場し、その座も安泰ではない様相を呈している。 最近では日本でも「春」というキーワードではなく、ドライなロゼと食のマリアージュや暑い季節にロゼワインを飲むことを提案したりと夏前から積極的に売り込みを始めており、爆発的なブームは来なくともその魅力は理解され始めているような「気」がしている。

シャトー ミニュティー 共同経営責任者 フランソワ・マットン氏が
最新ヴィンテージと共に来日、その魅力を語る

3代目経営責任者フランソワ・マットン氏

ロゼの一大産地であるプロヴァンスは、イタリアと地中海に接するフランス南東部の地域にある。その南にあるコート・ダジュールは、「フレンチ・リヴィエラ」と総称される世界でいちばん美しいとも言われる海岸リゾート地。日本語では、コート・ダジュールを紺碧海岸(こんぺきかいがん)とロマンチックな名で呼んでいる。そしてその海岸沿いには、ニースやサン・トロペ、カンヌのような華やかなリゾートタウンが連なっている。
シャトー ミニュティーはそのサン・トロペ(クルマでカンヌからは1時間、モナコからは2時間の距離)にある。サン・トロペは小さな漁港でありながら、その美しさからバカンス大好きなフランス人はもとよりムービースターなど世界のセレブが訪れるラグジュアリー・リゾート地でもある。
シャトー ミニュティーは1936年から親子三代に亘りコート ダジュールの近郊(サン・トロペ)でワインビジネスを営み、1955年にはAOPコート・ド・プロヴァンスの原産地呼称では23しかない希少な「クリュ・クラッセ」の1つに認定されたロゼワインを造っている。現在では年間100万本を生産する。この数字は、先に書いた世界でロゼワインが多く飲まれているという上昇基調の証左でもあるだろう。シャトー ミニュティーが造るワインの94%がロゼで、そのロゼの半分はフランス国内で消費されており、残り半分が115カ国に輸出されている。そのような背景から、マットン氏はプロヴァンスとシャトー ミニュティーのロゼを熱くこう語った。 「全世界で造られているスパークリングワインのなかで特別な「シャンパーニュ」があるように、ロゼの中で特別なロゼワインがある。それがプロヴァンスのロゼワインなんです。そしてロゼワインは世界の至る所で造られているが、プロヴァンスで造られるワインの90%はロゼワイン。ロゼの銘醸地はどこかという問いの答えは、ここコート・ド・プロヴァンスです。ロゼワインの最大の魅力は、“フレシュネス、エレガントな優雅さ、魅力的なアロマ”」とポイントをあげたうえで、シャトー ミニュティーが目指すロゼは「世界のロゼワインのなかでもいちばんエレガントでフレシュ、そして心地よい複雑味を持っていること。手摘みで収穫し、果皮との接触をさせないようにスキンコンタクトもマセラシオンも行わない繊細なワイン造り。品種はグルナッシュ、サンソー、ティブラン。これら黒ブドウの果皮は黒く果肉は白いので、優しく扱うとサーモンのような淡い色調になるという(マットン氏は淡いピンク色ではなくあえてサーモンのような淡い色調と強調した)。そうしてできあがるロゼワインのバランスは素晴らしく、酸味がありアルコール度は低めで、またアロマが溢れるワインになる」

日本食には特にフードフレンドリーなロゼワイン

ドライなロゼワインは食中酒として食に寄り添うワインだ。フレンチ、イタリアン、タイ、ベトナム……と食事を選ばない。日本料理も、もちろんロゼワインと相性がいい。例えば「幕の内弁当」をイメージしよう。焼き物、煮物、赤い肉、白い肉、魚介、調理方法は照り焼き、塩焼き、揚げ物、甘味のある煮物と味の方向性が多彩。これは日本料理の会席でも、おうちご飯の食卓でも似たようなものだ。この多様な味に1種類のワインで合わせるのは至難だが、ロゼワインのフレシュネス、アロマとアルコール度の低さなど寄り添う要素は高い。
もちろん、どんどん暑くなる亜熱帯の日本の夏にはスパークリングワインもいいけれど、ドライなロゼで過ごす昼下がりなんてこれまたラグジュアリーだ。 そして夏が過ぎ、涼しくなってきたら食欲の秋。またロゼで食を楽しみ、涼やかな時を過ごしてみてはいかがだろう。

シャトー ミニュティー最新ヴィンテージ202のラインナップ

シャトー ミニュティー エム ド ミニュティー 2022
希望小売価格/2,475円(税込)
シャトー ミニュティーのベーシックであり、スタイルを表している飲みやすいエントリーレベルのロゼ。

シャトー ミニュティー プリスティージ2022
希望小売価格/3,410円(税込)
畑は海に面しているためその影響を強く受け、塩味とミネラル感が特に感じられる。とくに食事にマッチするといわれ、フランスでは多くのレストランでオンリストされている。

シャトー ミニュティー ロゼ エ オール2022
希望小売価格/4,400円(税込)
100%自社畑で造られるシャトー ミニュティーのアイコン的ワイン。エレガントでフレッシュさとフィネスが感じられる複雑な味わいがある。

シャトー ミニュティー シャトー ミニュティー 281 2022
希望小売価格/9,130円(税込)
シャトー ミニュティーの最高峰。平均樹齢25年のグルナッシュから造られるロゼ。ボトルデザインにある印象的な「青色」。これはパントーンのカラーナンバー281の色であり、この色は「ミストラル」という強い風がサン・トロペで吹いたあとの空と海の色なのだそう。

シャトー ミニュティー販売サイト「MILLEPORTE(ミレポルテ)」はココをタップ

RELATED

PAGE TOP