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ワインに合う簡単レシピVol.27 樽香感じるアルゼンチンのトロンテスに合わせるのは「タンドリーチキン」

ワインに合う簡単レシピ Vol.27 「タンドリーチキン」
レシピ・写真/いこまゆきこ

食欲の秋ですね。
暑い時期は、泡やさっぱり爽やかな白やロゼを好んで飲んでいましたが、やっと樽香を感じるワインを美味しく感じるようになってきました。
昨年、様々なアルゼンチンワインを飲む機会をいただいたのですが、トロンテスの華やかな香り、フルーティな味わいにすっかり魅了されました。それ以来、店頭で見かけると手に取るように。

今回選んだ「ドンダビ トロンテス レゼルバ」はバラの花やオレンジ、そしてトロピカルなパパイヤのような香りも感じます。樽熟成によるトーストのニュアンスはあるものの、そこまでの重さはなく、シトラスの爽やかな酸味が印象的です。

このワインに合わせたのは、スパイスを効かせたタンドリーチキン。
スパイスやヨーグルトに漬け込んだ鶏肉をフライパンで焼くだけ。
とっても簡単です。

ヨーグルトの効果で柔らかくなった鶏肉はとってもジューシー。
トロンテスの華やかなエキゾチックな風味と、スパイスがよく合います。

今回はガラムマサラを使いましたが、クミンやコリアンダーなど好きなスパイスを組み合わせてもいいですし、
カレー粉を使ってもOK。辛いものが好きな人は、チリパウダーを加えても。

ワインのお供はもちろんのこと、ごはんにもぴったり。
冷めても美味しいので、お弁当や作り置きにもおすすめです。

ボデガ エル エステコ(アルゼンチン)
ドンダビ トロンテス レゼルバ
トロンテス100%
1,760円(税込)

タンドリーチキン

材料(2人分)
鶏もも肉 300g
塩 3g(肉の重量の1%)

黒胡椒  少々
生姜 1片

にんにく 1片
ガラムマサラ 小さじ2

濃口醤油 小さじ1
トマトケチャップ 大さじ1

無糖ヨーグルト 大さじ
4ピーマン(緑) 2個
カラーピーマン 2or3個

作り方

① 鶏肉は食べやすい大きさに切り、塩・胡椒を振る。
② 生姜とにんにくはおろす。
③ 食品用ポリエチレン袋に、鶏肉と生姜、にんにく、すべての調味料とヨーグルトを加え、よくもみ込む。

④ 空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で1時間程度漬ける。
⑤ ピーマンは一口大に切る。
⑥ フライパンに油(分量外)を熱し、鶏肉を焼く。中弱火で片面を5分焼く。

⑦ 鶏肉を裏返し、ピーマン、袋に残った漬け汁を加え、蓋をして中弱火で5分、更に弱火にして5分加熱する。
⑧ 蓋を開け、鶏肉に絡めるようにしながら汁気を飛ばし、器に盛る。

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いこまゆきこ

いこまゆきこ お料理教室主宰 料理家 大学卒業後、企業で広報業務を担当。退職後、辻調理師専門学校エコール辻にて日本料理を専攻。 料理研究家や料理教室のアシスタントを経て、2002年に「いこまゆきこ お料理教室」をスタート。 関西の優しい味をベースに素材を生かしたレシピが人気。 企業へのレシピ提供、イベント・外部講師、食文化に関する執筆も行う。 日本発酵文化協会の上級認定講師を10年つとめ、発酵や発酵食品全般に造詣が深い。 食材の産地を生徒さんと共に訪ねるツアーや全国の発酵蔵巡り、生産者との交流など、都会と地方をつなぐ活動にも注力している。 お酒が好きなことから、多くのワイナリー・酒蔵を訪問している。 ワインや日本酒、焼酎と料理のペアリングの提案も。 発酵マイスター、発酵プロフェッショナル、漢方スタイリスト、 SAKE DIPLOMA、SAKE EXPERT 著書「おうちで喜ばれる にほんのおかず」(SBクリエイティブ)

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