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SPIRITS & LIQUEUR

DIAGIEO WORLD CLASS 2023 JAPAN FINAL 開催!

日本代表バーテンダーは野里史昭さんに決定!!世界大会は9月ブラジル・サンパウロで開催

左から昨年の「DIAGEO WORLD CLASS 2022 JAPAN FINAL」優勝者の緒方唯さん、優勝者・野里史昭さん、2010年の「DIAGEO WORLD CLASS」で世界チャンピオンのエリック・ロリンツさん

英国大手酒造企業のディアジオ社が主催する、約60の国と地域から総勢25,000名を超えるバーテンダーが競う世界規模の大会「DIAGEO WORLD CLASS 2023」。その最終日で本予選となる「DIAGEO WORLD CLASS 2023 JAPAN FINAL」が、2023年6月28日(水)・29日(木)の2日間にわたりキラナガーデン豊洲にて開催された。
国内本予選では、厳しい予選を勝ち抜いてきた10名のファイナリストがそれぞれ持ちうる技術、発想力、瞬発力、おもてなしスピリッツの総力をかけ、2日間にわたり5つの部門でしのぎを削る戦いが展開された。
結果、総合優勝(日本代表として世界大会への挑戦権を手にしたのは)はバーテンダー兼バリスタという異色の経歴を持つ野里史昭さん。所属しているバーは 大阪府/ISTA COFFEE ELEMENTS。
総合優勝と世界大会への意気込みについて、野里さんが語ってくれた。
「私はバリスタ出身でバーテンダーになっていますので、「カフェとバーそれぞれが持ついいエッセンスのミックス」が私の持つテーマです。カフェに行く人が「バーに行きたい」、逆に、バーに行く人が「カフェに行きたい」と思えるようなものを作ることが、私の中での重要なポイントでもあります。そんな思いから、すべてのカクテルにおいて「あっ」と驚くような要素を盛り込むこと、味わいの作り方についてもバーテンダーにしか伝わらない細かい内容というより、一般の方やカフェの方にも伝わりやすい仕上がりにすることを意識しました。バーでコーヒーを扱うことも多いですし、その逆にカフェでお酒を提供することも珍しいことではありませんが、業界同士の接点はまだ少ないと言えます。異なる文化をうまく繋ぎ合わせ、クロスオーバーさせていくのが私の役割なのかなと思っています。

世界大会へは、もちろんやるからには一番を目指します!
歴代の日本代表に恥じないよう、しっかりと準備して臨みたいと思います。世界を見て回り、各国の文化やカクテルについて学びながら、私の持ち味であるバーテンダー兼バリスタとしての独自のアプローチを磨いて世界大会での優勝を目指します」 世界各国から参加するトップバーテンダーたちと日本代表の野里史昭さんが繰り広げる熱い戦いは戦果も楽しみだが、最高の舞台において最高レベルのプロとプロが繰り広げるヒリヒリした激闘を期待したい。
世界大会は9月ブラジル・サンパウロで開催される。

今年の夏のトレンドは「テキーラ」で決まり!

左からMIYAVIさん、この部門優勝者・小阪俊さん、森星さん

また、スペシャル競技の「Don Julio 1942 SPECIAL GUEST CHALLENGE(ドン・フリオ 1942 スペシャル ゲスト チャレンジ)」が、会場も観客共に最も盛り上がったものに感じられた。この部門のみ、特別審査員として世界的に活躍するミュージシャン・俳優のMIYAVIさんとモデルの森星さんが参加。カリスマである二人が会場に現れたことはもちろんだが、日本人の多くが持っているテキーラのイメージを刷新するラグジュアリーなテキーラ「ドン・フリオ1924」を使い、ファイナリスト10名それぞれ独自の世界観・造り上げたストーリーをプレゼンテーションし、オリジナルのカクテルを特別審査員の二人に試飲してもらうという、各人のその素晴らしいタレント(才能)に会場は興奮していたように感じた。特別審査員お二人の10品に対するカクテル評も素晴らしく、テキーラ愛を感じさせるものだった。ここでの優勝は小阪俊さん(東京・クォータールーム所属)。

テキーラというと、多くの人は「ライムをかじり、ショットグラスで一気に飲む」という強い南米のお酒というイメージ……。いやいや、それだけではない魅力的なお酒であることに気付かされた瞬間でもあった。今年の夏は、テキーラをさまざまな飲み方で楽しんでみてはいかがだろうか?

開催された「DIAGEO WORLD CLASS 2023 JAPAN FINAL」は、10名の熱い戦いだけではなく新しいお酒との出合いもあった2日間であった。

ドン・フリオ 1942
メキシコ産のスーパープレミアムテキーラ。厳選されたアガベで造られ、バーボン樽で2年~2年半の熟成から生まれた創設60周年記念テキーラ。

ファイナリスト10名

1.小坂 駿(コサカ シュン)東京都/クォータールーム
2. 佐藤 創(サトウ ツクル)東京都/Bar LIBRE
3. 高橋 伸彰(タカハシ ノブアキ)東京都/BAR Recette
4. 高山 将太(タカヤマ ショウタ)東京都/Bar private pod
5. 長尾 和明(ナガオ カズアキ)東京都/Bar LIBRE
6. 川合 信護(カワイ シンゴ)愛知県/BAR chord
7. 野里 史昭(ノザト フミアキ)大阪府/ISTA COFFEE ELEMENTS
8. 山田 幸輔(ヤマダ コウスケ)大阪府/Bar,K
9. 田中 知輝(タナカ トモキ)奈良県/株式会社 大一電化社 やまのべ焙煎所
10.土田 勇人(ツチタ ハヤト)和歌山県/客船 飛鳥Ⅱ

総合順位
1位 野里 史昭 大阪府/ISTA COFFEE ELEMENTS
2位 小坂 駿   東京都/クォータールーム
3位 長尾 和明 東京都/Bar LIBRE

部門優勝
SUPER MIXER CHALLENGE 優勝:小坂 駿 東京都/クォータールーム
NAME THAT COCKTAIL CHALLENGE 優勝:小坂 駿 東京都/クォータールーム
THE GIN FIZZ CHALLENGE 優勝:野里 史昭 大阪府/ISTA COFFEE ELEMENTS
HEAD-TO-HEAD SPEED CHALLENGE 優勝:長尾 和明 東京都/Bar LIBRE
Don Julio 1942 SPECIAL GUEST CHALLENGE 優勝:小坂 駿 東京都/クォータールーム

DIAGEO WORLD CLASSについて詳しくはここをタップ

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