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WINE

カリフォルニアワインの達人に聞きました  飲むならこの1本! vol.02

カリフォルニアワイン協会が1995年以来展開していた「バイザグラス・プロモーション」をリニューアル。対象を飲食店だけではなく、「酒販小売店」「webショップ」まで対象に、さらにパワーアップした「カリフォルニアワイン・スプリングプロモーション2023」が4月~5月の2ヶ月間展開された。
各店舗のみなさんはカリフォルニアワイン愛に溢れ、消費者にカリフォルニアワインの魅力を熱く伝道している方々ばかりなのだ。
プロモーション終了後「飲食部門」「小売り部門」「オンライン(webショップ)」部門で各2店舗、「ベストニューカマー賞」4店舗、最終店舗が選ばれた。そう、輝かしい最優秀店舗に選ばれた各店舗の皆さんはまさに「カリフォルニアワインの達人」と断言しちゃってもいいのではないでしょうか?
そこでWhy not?マガジンでは選ばれた優秀店のみなさんにのみなさんに「いま、飲むべきオススメのカリフォルニアワイン」を教えていただこうと企画いたしました。三回シリーズの第二回目は「小売店部門」の最優秀店舗に選ばれた「イルドコリンヌ(東京)」さん、「ワインストアワッシーズ(大阪)」さん。特筆すべき評価があった「ベストニューカマー賞」から「ワインショップうめや(東京)」さんです。
また、受賞10店舗は9月30日までのカリフォルニアワインマンス期間中にアンコールプロモーション開催中です。詳しい内容、開催店舗については下記をタップしてください。
「アンコールプロモーションの実施店はこちら」

イルドコリンヌ

推しの1本
太陽が燦々と降り注ぐカリフォルニアの地がふわっと思い浮かぶ、凝縮された上品な果実味を堪能していただけます!

689セラーズ/Submission ROSE 2020

品種/グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル
産地/カリフォルニア
イルドコリンヌのお店で大人気のSubmissionシリーズ!!こちらのシリーズのワインは赤・白含めどれも美味しくておすすめなのですが、今回はこちらのロゼワインをご紹介させて頂きます!まずはなんといっても、見た目の美しさです。ワインが手元に来た瞬間、日本のソメイヨシノを彷彿とするような上品な淡いピンク色の美しさにうっとりとしてしまいます。そしてグラスに注ぐと、ふわっと白桃やイチゴなどのアロマをお楽しみいただけます。そして、上品な赤い果実の風味や蜂蜜などの風味、シルキーな口当たりを長い余韻で味わっていただくことができる一本です。一貫して見た目から余韻まで、上品でエレガントな雰囲気を五感で楽しんでいただけます!こちらのワインの凝縮された果実味は、なんといってもカリフォルニアの太陽をぽっとみなさんの頭に思い浮かばせてくれます。こちらの689 セラーズはワインのコストパフォーマンスを非常に重視している生産者さんで、カリフォルニアにいる様々なブドウ栽培家と深い関係を築き上げ、非常に高品質なブドウでリーズナブルなワインを造ることを実現しています。初めてカリフォルニアワインを飲んでみる!という方や、どこかのパーティーへの持ち寄りワインや、デイリーに一本美味しいワインを・・・・!という方にもおすすめです。

イルドコリンヌのお店では生産者さんをお招きするメーカーズディナーを時々開催するのですが、今年の7月にはこちらの689 セラーズからオーナーであり醸造責任者であるカーティス・マクブライト氏をお招きし、 Submission シリーズをイルドコリンヌのお客様と一緒に楽しむ時間と空間を造らせて頂き大盛り上がりとなりました。その際に、今回ご紹介のロゼワインと合わせて合鴨と夏野菜のアグロドルチェをペアリングのお食事として提供いたしました。
低温調理した合鴨はしっとり柔らかく、サラダ感覚で食べてもらうために夏野菜は火を入れ過ぎずフレッシュ感を残してひとつひとつ丁寧に香ばしくグリルして、バルサミコ酢、黒糖、醤油などで甘酸っぱく仕立てました。合鴨肉のジューシーさや、サラダのフレッシュさ、酸味溢れる風味の旨さを、こちらのロゼワインが引き出してくれました!!合鴨のしっとりとしたお肉の綺麗なピンク色はロゼワインの色とマッチしていて、机の上はとっても華やかでした〜!
これからイベントがたくさんある季節がやってまいります。その際のみなさんのテーブルを彩る一本として、いかがでしょうか?

ショップDATA
住所/東京都大田区西馬込2丁目14-23 佐田コ-ポ1F
TEL/03-6429-7062
営業時間/ランチ&カフェ:11時30分〜16時(土曜・日曜17時)、
     ディナー:18時〜(水曜・日曜はランチのみ営業)
定休日/月曜・火曜
※「イルドコリンヌ」はワインショップにカフェが併設されています。
お店のwebサイトはココをタップ

ワインストアワッシーズ

推しの1本
2杯目、3杯目とつい飲んでしまうワイン

「ノリア/ノリア シャルドネ サンジャコモ ヴィンヤーズ ソノマコースト 2020」

品種/シャルドネ
産地/ソノマコースト
日本人醸造家・中村倫久氏がカリフォルニアで造る「純米大吟醸」をイメージした白ワイン。これまでに何度もご来店いただいており、スタッフも度々現地へお邪魔させてもらっている親交の深い生産者さんです。
日本のホテルでソムリエとして勤務し、サンフランシスコのホテル日航に赴任。現地でカリフォルニアワインの魅力にとりつかれて、醸造家を目指したそうです。名門UCデービス校で学ぶ傍ら、ナパのワイナリーで働き、2010年ついに自身のワイナリーを立ち上げました。世界の様々な食文化、特に日本食に合うワインを目標にワインを生産しています。
今年、ノリアを含む4つのワイナリーに来日していただき食事つきの試飲販売会を開催したところ、ご参加いただいた方のグラスの減りが早かったのはノリアのワインでした。ノリアのワインに一貫している “繊細さ”。優しくお食事に寄り添ってくれるので、ついついグラスが進んでしまうのです。中村さんの想いが消費者に届いていることを実感した瞬間でした。
NORIAとはスペイン語で水車。 水車から連想される水、自然、生活の基本的なエネルギーといったシンプル且つポジティブなイメージは、ワインが持つ要素と多分に重なり合う。ワインは私たちにとって常に生活の一部であり、その時々の瞬間を輝かせてくれる、いわば花火のような存在であると。NORIAのロゴである無数の白い点は水しぶきと花火を同時に表現しているそうです。ワイナリー名やエチケットにこめる思いも、とても共感できます。
2020年のシャルドネは、フレンチオークで発酵、熟成。ライムやアプリコット、洋ナシなどの香り、ほんのりバジルなどのハーブ香を感じます。やわらかく、厚みのある口当たりで、ハチミツやキャラメルの風味がワインに複雑味を与えています。
ファーストヴィンテージからのお付き合いですが、常に進化し、ただ根本的なところは変わらない。
いつでも優しく繊細で、時にはついつい飲みすぎてしまうそんなワインです。

ショップDATA
住所/大阪府大阪市天王寺区六万体町5-13 1F
TEL/06-6774-8866
営業時間/11:30~21:00
定休日/不定休
お店のwebサイトはココをタップ

ワインショップうめや

推しの1本
わかりやすさ!(インパクト)と個性!(いろんな要素)が魅力のお肉用ワイン。 
赤ワインの入門編にも

「Mcmanis Family Vineyards Petite Sirah 2021」

品種/プティ・シラー
産地/ローダイ

プティ・シラーという品種をご存知ですか? ↩︎
カリフォルニアワイン好きな方以外だと、聞き慣れない品種名かと思いますが、名前の通り、シラーを親にもつ黒葡萄で、小ぶりで果皮が厚いことからしっかりしたタンニンのほか、さまざまなエキス分が感じらます。カリフォルニアといえば、カベルネを主体としたしっかりめのワインや、カリ・ピノ、さらにローダイと言えば、ジンファンデルが浮かぶかと思いますが、ジンファンデルと同じように初めて飲んだ方にも、印象に残りやすいワインということでセレクトしました。
↩︎
元々フランス原産でしたが、現在はカリフォルニアが主な産地となっており、国際品種とジンファンデルに次いで生産量も多く、補助的な使い方もよくされています。今回選んだマクマニスは、紫から黒味がかった色調にプラム、カシスのリキュールのような熟したフルーツの要素、口に含むとカカオやモカのフレーバーも広がり、初めて飲む方はには「おっ!」と驚くインパクトがありながら、この生産者ならではの濃さに走らない造りにも好感を持っています。
↩︎
そしてとにかくこのコストパーフォマンス!(マクマニスは、その他の品種もしっかり、品種ごとの個性が出ているので、お料理や気分に合わせて日替わりで楽しんでいただいたり、何種類か抜栓して、飲み比べていただくのもおすすめです。)ながら、いろんな要素を持っているので、幅広くお料理に合わせやすいという点でもおすすめしやすいワインです。
↩︎
このワインには(樽からの要素もあるが)スモーキーな印象や、動物的なニュアンス、エスニックなスパイス感もあるので、BBQで豪快に塊肉を焼いて、ちょっとアメリカンなソースで仕上げたものや、もっと気軽に夏休みの田舎で炭をおこして、牛、豚、鶏、タレに漬け込んだホルモンなどお好みのお肉を網焼きしにしたものと、一緒に気楽にガブガブ飲んじゃうようなシュチュエーションでより魅力を発揮してくれるワインだと思います。個人的にはハーブを効かせたラムチャップとの組み合わせも捨てがたいですし、豚肉をバター醤油で炒めたお料理なども好相性で、お肉と合わせて楽しんでいただきたい一本です。

ショップDATA
住所/東京都大田区蒲田2−5−3
TEL/06-6136-3385
営業時間/14:00−22:00
定休日/03−6873−4002
※現在改装中
店のwebサイトはココをタップ

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