お酒を自由に楽しみ、セレンディピティな出会いを

WINE

2月2日、「南アフリカワインの日」に祝うケイ・ダブリュー・ヴィ(KWV)と出合う一夜限りのワイン会

文/山田 靖

【KWV Wine Night— South African Wine Day】
開催日/2月2日月曜日
ドアオープン/18時45分
開宴/19時(終了予定21時半)
開場/ W AOYAMA -The Cellar & Grill-
   東京都港区南青山5丁目8−5 B1F
参加定員/36名(先着順)
会費/11,000円(税込)※着席ディナー
当日は参加者全員に素敵なプレゼントもご用意しています。
お目にかかるのを楽しみにしています。

2月2日、月曜日。この日は「南アフリカワインの日」。1659年2月2日、ケープタウンで“この地のブドウから初めてワインが造られた”と記録された日を起点に、南アフリカワインの歴史を祝う記念日として、2018年に日本記念日協会に正式登録されました。
そんな意味のある一日を、グラスを片手に、少し賑やかに、そして美味しく祝おう——その想いから、表参道のW AOYAMA〜The cellar & Grillを舞台に、特別なワイン会が開催されます。

主役となるのは、南アフリカワインを語るうえで欠かすことのできない存在、ケイ・ダブリュー・ヴィ(以下:KWV)
実は、今日の南アフリカワインの姿を世界にまで押し広げてきた立役者こそがKWVであり、日本国内における南アフリカワイン市場を切り拓いてきたのも、長年KWVを通じた取り組みがあってこそ。言い換えれば、「南アフリカワイン」という主語の中心には、常にKWVの存在がありました。

とはいえ、南アフリカワインの魅力は、まだ一般には十分に知られているとは言えません。だからこそこの夜は、ただワインを飲むだけの場ではなく、南アフリカワインの日をみんなで祝福しながら、その魅力を主催者自らが語り、参加者と共有する貴重な機会でもあります。難しい講義ではなく、あくまで楽しく、自然体で。ワインを味わいながら、「なるほど」「これは家でも飲みたい」と感じてもらうことが、この会の大切なテーマです。

会場となるW AOYAMAは、ワインの個性を的確に捉えたペアリング料理に定評のある一軒。KWVの多彩なワインとともに供される料理は、南アフリカワインの新たな表情を引き出し、会場全体を祝祭の空気で包み込みます。
かしこまったテイスティングではなく、参加者全員で「南アフリカワインの日」を祝う夜。ここから、南アフリカワインとの距離がぐっと縮まるはずです。


南アフリカという国の魅力——ワインは、その国の写し鏡

南アフリカは「虹の国」と呼ばれます。ヨーロッパ系、アフリカ系、アジア系など多様な人々と文化が共存し、11の公用語が使われるこの国は、世界でも稀有な多層性を持っています。
クルーガー国立公園で出会う野生動物、ケープタウンの街を見下ろすテーブルマウンテン、喜望峰の果てしない海。壮大で変化に富んだ自然風景は、訪れる人の記憶に深く刻まれます。

同時に、アパルトヘイトという負の歴史を経験し、その反省の上に多文化共生社会を築いてきた国でもあります。その歩みは、単なる観光地としての魅力を超え、「学び」と「深さ」を伴った旅先として、多くの人を惹きつけてきました。
南アフリカワインには、こうした自然のスケール感と、人の営みが重なり合った“奥行き”が確かに宿っています。


KWV(ケイ・ダブリュー・ヴィ)——南アフリカワインを牽引してきた背骨

KWVが設立されたのは1918年。まだ南アフリカのワイン造りが小規模農業の域を出ていなかった時代、産業としての安定と品質向上を目指し、ブドウ栽培農家による協同組合として誕生しました。
KWVの存在によって、南アフリカは国を挙げてワイン産業に取り組む体制を整え、1925年には南アフリカ独自の品種「ピノ・タージュ」を誕生させるなど、革新的な挑戦を重ねてきました。

1997年の株式会社化以降は、世界100カ国以上へワインを輸出するグローバルブランドへと進化。大量生産のイメージで語られがちなKWVですが、その本質は“ブドウ品種の個性を正確に表現すること”。近年は最新の栽培・醸造技術を取り入れ、ファインワインの領域に踏み込むシリーズも次々と世に送り出しています。
南アフリカワインが「知る人ぞ知る存在」から、「世界で評価されるワイン」へと歩んできた背景には、常にKWVの存在がありました。

グラスの中で体感する、南アフリカワインの現在地 当日のワイン


開幕を飾る、気泡の誘い

夜の幕開けは、ラボリー スパークリング・ブリュット (白)。トラディショナル製法で仕上げられたこのスパークリングは、繊細な泡立ちとクリスプな酸が特徴です。軽やかな柑橘のニュアンスが立ち上り、前菜やシーフードとの相性も抜群。ワイン会の導入として、場を華やかに、そして滑らかに彩ります。

クラシックで味わう南アフリカの個性

続いては、クラシック・コレクションから2種の定番が登場します。
白のシュナン・ブランは、透明感ある麦わら色に、カリンやメロンの香り、ライムを思わせる爽やかな酸味が溶け込む一本。果実味と酸のバランスが軽やかで、初めての南アフリカワインにも最適です。

赤のピノタージュは、南アフリカ固有の品種ならではの魅力を体現。熟したプラムやベリーに加え、ほのかに香るスパイスと滑らかなタンニンが奥行きを生み、赤身肉やグリル料理とのペアリングにぴったりです。

深く、洗練されたエレガントなファインワイン

この夜のハイライトは、KWVのカセドラル・シリーズとメントーズのライン。
まずカセドラル・セラー シャルドネ(白)は、ピーチやマンゴーの香りが豊かに広がり、バニラやパイナップルのニュアンスが複雑さを添える成熟したスタイル。フレンチオークと熟成由来の厚みがありながら、ミネラルの爽やかさが最後まで続きます。

同シリーズのピノタージュ(赤)は、カシスやブラックチェリー、プラムの果実香に、オーク由来の風味がしっかりと統合された濃厚な味わい。滑らかなタンニンが全体をまとめ上げ、肉料理や濃厚なソース料理と合わせると一段と味わいが深まります。

そしてKWVが誇るもうひとつのファインワインメントーズ オーケストラ(赤)は、南アフリカのブドウ品種のポテンシャルを最大限に引き出した複雑で多層的な一本。熟したベリーに繊細なスパイスやハーブが絡み合い、食事の締めくくりにふさわしい余韻を残します。

ワインの解説を担うのは、ワインジャーナリストの岩瀬大二さん。味わいの背景だけでなく、「家でどう楽しむか」「どんな料理と合わせるとワインが生きるのか」まで丁寧に紐解きます。
さらに、KWVの輸入元であり、共に日本のマーケットを開拓してきた国分グループ本社のKWV担当者である野島麻央さんからは、現地を実際に訪れ畑やワイナリーで見てきたリアルな南アフリカの姿を語ります。

ワインジャーナリストの岩瀬大二さん

会場となるW AOYAMA -The Cellar & Grill-は、ワインの特性を的確に捉えたペアリングに定評のある一軒。かしこまったテイスティングではなく、参加者全員で「南アフリカワインの日」を祝う、温度のあるワイン会です。
この夜をきっかけに、南アフリカワイン、そしてKWVが、あなたの日常に自然と入り込んでくるはずです。


2月2日、南アフリカワインの日に、KWVとともにその魅力を知り、味わい、祝う。
ただワインを飲むだけでは終わらない一夜が、ここにはあります。
この日、この場所でしか出会えない体験を、ぜひその一杯から始めてください。

【KWV Wine Night— South African Wine Day】
開催日/2月2日月曜日
ドアオープン/18時45分
開宴/19時(終了予定21時半)
開場/ W AOYAMA -The Cellar & Grill-
   東京都港区南青山5丁目8−5 B1F
参加定員/36名(先着順)
会費/11,000円(税込)※着席ディナー
当日は参加者全員に素敵なプレゼントもご用意しています。
お目にかかるのを楽しみにしています。

●申し込み・キャンセルについて
開催7日前1月23日23時までにメッセンジャーあるいは主催者までメール(yamada@blues.jp)いただきますと、キャンセルは承りますが、1月23日23時01分以降は参加費の返還はできませんことご了承ください。
●当日ドレスコード
当日のドレスコードはスマートカジュアルとしますが、あまり気になさらず気軽においでください。
また、ワインの香りを存分にお愉しみいただくため、当日は強めの香水やコロンのご使用はお控えくださいますよう、ご協力をお願いいたします。
参加申し込みは下記PEATIX(外部サイト)にて申し受けます。
https://kwvwineparty20260202.peatix.com

開催7日前1月23日23時までにメッセンジャーあるいは主催者までメール(yamada@blues.jp)いただきますと、キャンセルは承りますが、1月23日23時01分以降は参加費の返還はできませんことご了承ください。


  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
山田_yamada 靖_yasushi

Why not?マガジン編集長。長くオールドメディアで編集を担当して得たものをデジタルメディアで形造りたい。座右の銘は「立って半畳、寝て一畳」。猫馬鹿。年一でインドネシア・バリのバカンスはもはやルーティン。

  1. 2月2日、「南アフリカワインの日」に祝うケイ・ダブリュー・ヴィ(KWV)と出合う一夜限りのワイン会

  2. メゾン・フレールジャン・フレール──20周年記念ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ マグナムという到達点

  3. これは“事件”だ! シャサーニュ・モンラッシェ9ドメーヌ来日ディナー。生産者と味わう、ブルゴーニュ村の現在地

RECOMMEND

RELATED

PAGE TOP