ワインに合う簡単レシピ Vol.61 「ローストビーフのタルタル」
写真・レシピ/河井あゆみ
日によっては汗ばむほどのこの時期、
テラスでランチというシーンではロゼワインの気分です。
そしてロゼというと爽やかな魚介や野菜の料理がよく合いますが
私はライトな肉料理をお昼間にいただきたい時もロゼが思い浮かびます。
例えばサラダとバゲットを添えたタルタル。フランスを訪れると必ず注文する牛のタルタルは大好物ですが、日本では生の牛肉は一般的ではありません。自分で作るなら市販のローストビーフを使えば安全で簡単。
今回合わせたワインはフランス南部ラングドック・ルーションのビオディナミ・ワインのロゼ。品種はシラーとムールヴェードル。
まず透き通ったサーモンピンクが爽やか!それだけで初夏の気分が盛り上がります。口に含むと柑橘やチェリーの華やかなフルーティさと心地よい酸味がチャーミング。余韻に感じる胡椒のようなスパイシーさや控え目なタンニンもロゼ色の牛肉とちょうどよいバランスです。
軽めに仕上げたい時はサイドにサラダを、しっかりボリュームアップしたい時はポテトフライがぴったり。にんにく香るクリスピーなバゲットも添えてどうぞ!
ワンプレートなのにリッチな気分になれる上、火を使わないでできてしまうこのタルタル、夏の休日のワインタイムにいかがですか?

ドメーヌ・カズ
カノン・デュ・マレシャル ロゼ 2023
生産国・産地/フランス・ラングドック・ルーション
品種/シラー50%、ムールヴェードル50%
参考価格/2,175円(税込)
材料(2人分)

<タルタル>
ローストビーフ 120ℊ
玉ねぎ 40g
パセリ 5g
きゅうりのピクルス 10g
ケイパー 10g
にんにくすりおろし 少々
ディジョンマスタード 小さじ1
マヨネーズ 小さじ2
ワインビネガー 小さじ1
オリーブオイル 小さじ2
塩 小さじ1/4
黒胡椒 適量
※タルタルの材料と道具(ボウルとへら)は冷蔵庫で冷やしておく。
※玉ねぎの辛みが気になる場合は水でさらして水気を切ったものを使う。
※バゲット、にんにく、オリーブオイル、サラダ野菜適量
作り方

① スライスしたバゲットの表面ににんにくの切り口をこすりつけ香りをつける。フライパンに並べオリーブオイルをまわしかけてパリッとするまで焼く。サラダ野菜は軽く酢とオリーブオイル又はドレッシング(分量外)をからませる。

②玉ねぎ、ピクルス、パセリ、ケイパーはみじん切りにする。ローストビーフは細かく刻む。

③ ボウルに<タルタル>の材料を全て入れ、へらで全体に粘りが出るまでよく混ぜる。

④ 皿にセルクルで③を丸く抜き、②のバゲットとサラダを盛りつける。

