「日本人はシャンパンがお好き」なのである。日本のシャンパン輸入量はアメリカ、イギリスに続き世界第三位。シャンパーニュ委員会が発表した日本へのシャンパーニュ輸出は2022年の実績は数量・金額ともに20%以上増加して過去最高を記録している。これはCovid-19ダメージもありナイトマーケットやレストラン需要だけではなく、一般の消費者の存在が改めてクローズアップされたのかもしれない。というのはシャンパンといえば「超特別な日」「ご褒美」といったシチュエーションで登場することが多かったが、ここ3年ほどで家飲みという習慣が定着し、お家でも(お家飲みだから)ちょっと贅沢にワインを飲もうじゃないかという当たり前の楽しみ方にシャンパンもシフトし「日常にちょっといいシャンパンを開けよう」という、アフォーダブルラグジュアリーな購買層が定着してきたことが増加の一因であることは間違いないだろう。レストランで楽しむワインからお家でも楽しむとなると「シャンパンの選択肢はかなり広がる」。でも、大手メゾンのシャンパンしか知らないという人も多いだろう。飲めば飲むほどシャンパンの魅力は深い。もっと自分好みのシャンパンを見つけたくなるのは道理だ。そしてそんな方々に超オススメイベントが開催される。
「LES CHAMPAGNES BIO À TOKYO Soirée / オーガニック・シャンパン祭(試飲会)」というイベントだ。まずオーガニック・シャンパーニュとは何か? 化学合成農薬や化学肥料を一切使わないシャンパンで、オーガニック認証を取得し、環境に配慮したシャンパン作りをしているということ。現在、シャンパーニュ地方で、オーガニックの畑はまだ全体の8%とのこと(2021年現在)。ただシャンパーニュ地方は、ブドウ栽培の北限に位置し、気候条件から、病害などのリスクが多く、オーガニック栽培が容易ではない地域でもあるので、認証を受けているところが少ないのも致し方ないのかもしれないが、それでも生産者たちの努力により、年々オーガニックは増えてきていて、2022 年現在、167 のドメーヌがACBに参加しているという。
※ACB(Association des Champagnes Biologiques):環境に配慮しながらシャンパーニュのテロワールの多様性を最大限に引き出すことを目的として1998年に設立された協会。化学合成物質を使わずにブドウを育てることにこだわり、ビオなシャンパーニュを世に広めている団体。
フランスからオーガニック栽培に取り組む20生産者が来日(※来日予定生産者参照)、50種類以上のオーガニック・シャンパーニュを試飲できる。生産者が一同に集まることも珍しいし、彼らがつくる貴重なキュヴェを味わえる、これは絶対に体験すべき試飲会と断言しよう。さぁ!あなたの好みのオーガニック・シャンパーニュをぜひ見つけてください。
【概要】
オーガニック・シャンパン祭 ”ソワレ” 試飲会
(どなたでも参加はOK)
【日にち】10月20日金曜日
【時間】18:30 – 20:30
【場所】八芳園 港区白金台1丁目1−1
【定員】150名
【会費】10,000円(税込) ピンチョス3種付
【内容】生産者から直接お話を伺いながら、20生産者のシャンパーニュを試飲できるシアワセ。
<来日予定生産者>
Barrat-Masson, Laurent Bénard, Bonnet Ponson, Francis Boulard et Fille, Vincent Couche, Pascal Doquet, Durdon Bouval, Olivier Horiot, Jeaunaux-Robin, Philippe Lancelot, Leclerc Briant, Maison Jérôme Lefèvre, David Léclapart, Le Guédard, Lelarge-Pugeot, Frédéric Pougeoise et filles, Yves Ruffin, Rutat, Val Frison & Thomas De Marne, Vouette & Sorbée
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